イマココニアルワタシ

Blog on me to be here now

種を超えた学び - Interspecific learning

NHKテレビ番組 ワイルドライフ 「長野 軽井沢 新発見!言葉でつながる小鳥たち」で紹介されていた小鳥たち(カラ類)の生態は、とても興味深いものでした。

 

シジュウカラゴジュウカラ、コガラ、等々、カラ類の小鳥たちは、たとえ種類が違っても(鳴き声が違っても)、危険を伝達したり、警戒しながら集合するよう知らせ合ったり、これが天敵だよと学び合ったり、鳴き声という言語を通してやり取りをしているというのです。

 

特に面白いなあと思ったのが、研究者がアオダイショウのはく製を木の上に置いて小鳥たちの行動を観察したときでした。天敵を見つけた小鳥たちが集まってきて、それぞれの鳴き声で「ヘビ」(シジュウカラの鳴き声だと「ジャージャー」、ゴジュウカラの鳴き声だと「デュデュデュ」)と鳴きます。そこへヒナたちも集まってきて、同じように「ヘビ」と鳴きます。こうやって「ヘビ」という言語を学習するというのです。

 

さまざまな種類の小鳥たちが、それぞれ違う姿や声を持ちながら、共通の場で等しく学んでいる姿を見ていたら、とても愛おしい気持ちになりました。人間もこうありたいなあと思います。