イマココニアルワタシ

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自分が持っているともしび - A light you have inside

Find out a light inside

今年1月に「和のお手当」を学びました。頭蓋仙骨療法をベースとしたボディワークです。相手の身体に触れ、自分自身をリラックスさせていくと、触れられた人の身体に必要な動きが自然と生じてくる。ただ触れることが相手の身体の智慧を発動させる。身体の賢さと、人と人とが触れ合うことの意義深さを痛感した学びでした。

 

NPO法人「和のお手当会」の母体となる、生み育てることを支援するNPO法人Umiのいえ」の理事長・齋藤真紀子さんが、Facebookの中で、季刊誌「Umiのいえつうしん」9号の篠秀夫さんの記事を紹介されていました。その内容がとても興味深かったので、シェアしたいと思います。

...「ともしび」があるからこそ、人は真っ暗な世界の中でも孤独と迷子に陥らずに旅をすることが出来るのです。
そんな「ともしび」には二種類あります。提灯のように自分の進む道を照らすための「自分が持っているともしび」と、北極星や常夜灯のように「動かず、ただそこにあるだけのともしび」の二種類です。
真っ暗な夜道を安全に、そして迷子にならずに旅をするためには、この二つの「ともしび」が絶対的に必要になります。

(中略)

問題なのは、「自分で持たなければいけないともしび」を持っていない人が多いと言うことです。自分の足下を照らすともしびを持っていないので、一人で歩けないのです。

 

誰もが自分の中に「ともしび」(「智慧」といってもよいです)を持っているはずです。ところが、私たちの周りには「情報」という「ともしび」らしきものがあふれていて、煌々と明るい道行きばかりのように見える。自分の中にある「ともしび」を使わなくてもいいやと、火を消してしまったり、小さくしてしまったりしているのではないでしょうか。

 

けれど現実は、次に既知のことがやってくるとは限りません。今ある「情報」が、全ての道行きを照らしてくれるとは限らない。新型コロナウイルスの流行によって引き起こされいる今の状況が、予想外であったように。

 

そうして、このような未知の、真っ暗な世界(情報のない世界)に直面したとき、自分自身の「ともしび」が小さくなっていると、孤独な迷子になってしまうのかもしれません。

 

私たちが自分自身の中に持っている「ともしび」は、フェニックス・ライジング・ヨガセラピーPhoenix Rising Yoga Therapy; PRYT)でいうところの「智慧」や「真実」と同義ではないかと思います。その人の真の拠り所となるものです。

 

私たちの中にある「ともしび」の存在を忘れないように。その火を絶やさないように。ときどき身体を通して自分の内側を探求してみることは、自分の人生を自分らしく、自分の足で歩いていくために、とても役に立つのではないかと感じています。