変わっていく覚悟 - Prepared to change
フェニックス・ライジング・ヨガセラピー(Phoenix Rising Yoga Therapy; PRYT)養成コースの学びもいよいよ佳境。現在最終学期、4学期の真っただ中にいます。
PRYTを10か月学んできて、確実に積み上がってきたものがあるけれど、つかめそうでつかめない、わかったようでわからない、そんな部分もあります。未だ一つ一つ「あ、そっか!」という体験を積み重ねていますし、認定セラピストになったとしても、ずっと体験の繰り返しを通して、身体を育てていくのだろうと思います(やってくるものにオープンでいる身体を育てる)。
最近の私の「あ、そっか!」体験。
私は昨年の夏くらいから、自分の左半身が前側に落ちているなあと気づき、その左半身を後ろ側に引き上げるような、姿勢の改善を試みてきていました。少しずつ姿勢は変わり、自然で楽にいられる体の位置などもわかってきました。
けれども、姿勢が改善してきた一方で、肋骨の下側の心地悪さとか、左下腹の辺りのモヤモヤした感じとか、痛みというほどではないけれど、何とも言えない不快感を体に感じるようになりました。
この先、体のポジションが変わっていけば、自分が楽になることは体感的にわかっています。より良い自分になる方向性は見えている。その一方で「今」感じている不快感。これは何なのか?
こんなとき「ひとりPRYT」をしてみます。ただ不快感と共にいて、呼吸をします。そうするうちに、気づいたことがありました。「変容」には「覚悟」が必要だということ。
より良い方向性が見えていたとしても、「変わること」は必ずしも簡単ではないかもしれない。意識的でも無意識的でも、クライアントの選択には、それ相応の「覚悟」があるのです。そこに畏敬の念を持つ。プラクティショナーとしての在りようについて、また一つ考えさせられました。